輝く人

【茂森あゆみ流】美容×健康のトータルケア術&揺らぎを乗り越える秘訣(前編)

「おかあさんといっしょ」のうたのおねえさんとして親しまれ、今も変わらぬ透明感で多くの女性から支持を集める茂森あゆみさん。年齢を重ねた今、彼女が大切にしているのは、無理をしないこと、そして心と体の声にきちんと耳を傾けることだといいます。
疲れが抜けにくい、肌や髪の変化、更年期への不安。誰もが直面する「年齢の揺らぎ」に対して、茂森さんはそれを衰えではなく、自分をいたわるためのサインとして受け止めてきました。本記事では、そんな茂森さんが実践してきた美容・健康・フェムケアのリアルな工夫を独占インタビュー。
年齢に縛られず、「わたしらしく」輝き続けたいと願うすべての女性へ、そっと背中を押すメッセージをお届けします。

輝き続ける「美しさ」の秘密

年齢を重ねるにつれて、ふと感じる心や体の変化。疲れが抜けにくくなったり、肌や髪にこれまでとは違うサインを感じたり...。多くの女性が、いつの間にか「年齢」という言葉を意識するようになるのではないでしょうか。
そんな揺らぎの時期に、無理を重ねるのではなく、自分の心と体の声に丁寧に耳を傾けてきたのが、茂森あゆみさんです。
ここでは、茂森さんが向き合ってきた年齢の揺らぎと、そのなかで見つけた「自分らしく輝き続けるためのヒント」をひもといていきます。

国民的歌のお姉さんから、年齢を重ねてさらに魅力的な存在へ

「おかあさんといっしょ」の時代から変わらない透明感をお持ちですね。現在の年齢になって、ご自身の中に美しさに対する定義や感覚の変化はありましたか?

茂森さん
30代ぐらいまではどうしても、外見の美しさに意識が傾きがちでしたが、50代ぐらいになってからは内側から豊かな雰囲気というのが体型にも現れるようになっていると感じています。
年齢を重ねるということは、そういったことへの気づきというか、若いときにはなかったことを感じるようになってきました。
健康を保つということも若いときはあまり重視していなかったのですが、体や外見のことだけではなく、心身ともに健やかに暮らしていくことが、美しさの要素になるのかなと感じています。「自然体で無理をしない」ことを意識するようになりました。

多くの女性が直面する「年齢のサイン」と向き合う時代

「揺らぎを乗り越える」というテーマでお伺いしていきますが、茂森さんご自身、年齢による変化にとまどったり、壁を感じたりといった瞬間はあったのでしょうか?

茂森さん
私だけではないと思うのですが、やはり若いときは一晩ぐっすり良い睡眠が取れれば元気になっていたものが、最近は睡眠をとっても疲れが取れないなど、無理ができなくなってきたなとすごく実感しています。
でも、自分が年齢を重ねて感じている変化を「衰え」と捉えるのではなくて、自分の体や心が発しているNOのサインをちゃんと自分で受け止めることが、すごく大事だと思うようになってきました。
とにかく「無理をしない」というのが今の自分のテーマかなと思います。私と同じ年齢でも、もっと元気な方もいらっしゃったり、逆に私よりも疲れやすい方がいらっしゃったりするのですが、だからこそ自分のことを自分のペースで大切にして、理解して、変化を捉えて、前向きに生活するということが大切だと思っています。

壁というネガティブな捉え方ではなく、変化として受け止めるということですね。

茂森さん
そうですね。周りの方を見ていても、自分を大切にしながら生活をしているその積み重ねをちゃんとして、自分という存在であり続けている方がとても美しくいらっしゃるので、そこを目標に生きていきたいなと思っています。

茂森あゆみさんの「美」の哲学:内側から輝くために

年齢を重ねるなかで、美しさに対する価値観は少しずつ変化していくもの。
外見を整えることに意識が向きがちだった若い頃を経て、茂森さんがたどり着いたのは、「内側から整えることこそが、外見の美しさにもつながる」という考え方でした。
ここからは、茂森さんが長年大切にしてきた変わらない美容の基本と、年齢とともに変化してきた美との向き合い方について伺いました。

「昔も今も変わらない」美容への向き合い方

美の哲学と変化についてお伺いします。デビュー当時から長年お仕事を続けられている茂森さんのスキンケアの基本を教えてください。

茂森さん
子供のころから肌の乾燥がひどいんです。皮膚科でも乾燥肌だと言われています。50代になってからさらに乾燥を感じていますね。素肌の水分量が減っているというのはとても感じています。
皮膚科の医師にすすめられたこともあり、クレンジングなどであまり水分・油分を落としすぎないことを意識しています。それまではオイルクレンジングをしていましたが、ミルクやクリーム系の肌にやさしいもので、なるべくこすらないようにメイクを落とすようになりました。

どうしてもアイメイク部分の肌の弱いところをこすりがちでしたが、ティッシュでゴシゴシとこするのはやめましたね。朝の洗顔も、ぬるま湯で弱酸性の泡タイプの低刺激な洗顔料で洗っています。
これは20代の姪に教えてもらったのですが、タオルで顔を拭いていたら「タオルはダメ」って。お顔を拭くときに、タオルには菌が少なからずついているので、ティッシュでおさえて拭き取っているんです。
キッチンペーパーなどでもいいのですが、毎回使い捨てできるようなもので、おさえる程度に、とにかく肌に刺激を与えないように、というのを教えてもらったので、朝はそうしています。
あとはお風呂上がりはどうしてもバスタオルでお顔を拭いてしまうので、なるべく拭く回数を減らすようにしました。それと、シートマスクでお風呂上がりと朝洗顔後、水分を入れてあげて、それから化粧品など、そのとき自分の肌が欲しているものをつけるようにしています。

最初に水分を入りやすくしておくんですね。

茂森さん
そうですね。この時期は本当に乾燥がすごいので、とにかく保湿力の高い成分......今だったらコラーゲンとかヒアルロン酸とか。エイジングケア系を中心に成分を調べて、なるべくその時必要なものをつけるようにしています。あとは最後、とにかくクリームで壁を作るのは心がけていて、それでも本当に冬はすごく乾燥しているなと思います。

若いときは外側からのケアが中心になっていたかと思いますが、内側からのケアも大事と気づかれたきっかけになるできごとはありましたか?

茂森さん
ママ友で、私より4歳年上の方がいらっしゃるのですが、本当につるんとしたお肌でトラブルもなく、くすみもないんです。「ケアは何をしているの?」と聞いてみたところ、年齢とともに食事だけでは補えない成分をサプリメントで摂っていると教えてもらいました。外側だけにクリームを塗るのではなく、ちゃんと内側からのケアを考えているんだなと。食べ物だけで美容成分を摂取するのは、どんなに意識しても結構難しいですよね。もちろん食事だけでなんとかしたいとは思っていましたが、サプリメントで摂るのもいいかなと思いました。

具体的にはどういったサプリメントを摂られていますか?

茂森さん
エクオールなどの大豆イソフラボン由来の成分ですね。今回お仕事で婦人科の先生に伺ったのが、日本人の3人に1人しかエクオールを作れないということでした。調べたところ、私はエクオールを生成できるタイプだったので、食事で補えることがわかったんですよね。それこそ、わかりやすいのは納豆を多めに食べるとか。朝からお味噌汁をなるべく食べるようにするといった工夫をしています。ただ、私は貧血気味の持病があって、鉄不足なんです。鉄だと例えば豚肉だったりとか、それこそ大豆イソフラボンとかも良いみたいです。あとは漢方に頼ったり、鉄のサプリを飲んだりしています。

茂森流!年齢肌に合わせた「今の私」に最適なケア

茂森さんが鏡を見て「肌が変わったな」とリアルに感じられたときはどんなときでしたか?

茂森さん
朝に感じることが多いです。洗顔するときに鏡を見て「くすんでるな」と思ったり。シミとかもありますけど、やっぱりくすみが一番気になります。なんか顔色が悪く見えるというか。これどうしたらいいんだろうってすごく思って。いろんな人に相談しました。同じような年代の人に「どんなケアしてる?」って。

加齢によって肌や髪に変化があると思いますが、そういった変化をどのように受け入れて、対応されていらっしゃいますか?

茂森さん
私はとにかく肌は乾燥がひどく、シミも増えてきていますが、髪の場合はうねりが出始めたんです。朝起きたときにサラサラとした髪にならなくなっていたりとか、生え際にくせが出たりとか。白髪は年齢のわりには遅めで、白髪染めはまだ一度もしてないですが、艶がないと感じますね。
ロングでいたいけど、こんな髪質でロングにするのはどうかな?と思って美容師さんに相談しました。美容師さんは色々な方を見てらっしゃるので、私の髪を洗った後「タオルドライする前に、このクリームトリートメントを流さないようにつけてください」と、私の髪に合うトリートメントを教えてくださったんです。「ドライヤー後にはこのオイルをつけるとしっとりしてサラサラになりますよ」ということも教えてもらいました。
私に合うものを普段から使うことを教えていただいて。だから肌にしても、何かトラブルがあったときはもう1人で解決せずに、こまめに皮膚科に行くようにして、そのときに合ったもの、すすめていただいたものを飲んだり塗ったりしてますね。
やっぱりプロの方の力を借りるということが大事かなと。1人で加齢による変化に対して「もう年齢だからしょうがないかな」とは考えず、「もっと若々しくいたいな」という場合は、そのプロの方の力を借りることが必要なのかなと思います。
プロの人の話とか、同じ世代のママ友とかにも、やっぱりすごい情報を持ってる方がいるんですよね。「皮膚科医なの?」っていうくらい、いろんなことに詳しい友人もたくさんいます。そういう方に何がいいか聞いて情報を集めていますね。
でも、その人に良くても、自分に合うかどうかわからないので、やっぱりちゃんと診ていただくことが大事なのかなと思います。この前、友人にあるホルモン剤をすすめられて飲んだときに、すごく左胸が張って痛くなりました。それで病院に行ったら、「人それぞれ合う、合わないがあるから、そういったものは勝手に飲んではいけない」って言われて。
難しいなと思いましたね。友達に合うから全員に合うわけではないと知って、すごく勉強になりました。
あとは、ビタミンCですね。私は液体タイプのビタミンCなども飲んでいます。スキンケアもビタミンC配合です。就寝前にはもちろん、お風呂上りや、朝起きて「今日は元気ないな」と思ったら、朝もビタミンC配合のスキンケアでしっかりお手入れします。

情報を積極的に収集して、そのなかで今の自分に合ったものを、ときにはプロの力も借りながら探していくのが良いということですね。

茂森さん
そうですね。それが一番近道というか、「安全」だと思います。やっぱり飲み薬は怖いなと思います。ちゃんと調べて自分に合うかどうかを確認する必要がありますし、ちょっとでも違うかなと思ったらストップした方がいいですし。
髪につけるものみたいに外側からのものっていうのは影響が少なそうですけど、体の中に入れるものはよく調べた方がいいというか、誰にでも合うわけではないのかなとは思います。

いろいろ美容オイルとか発酵化粧液などがありますが、コスメの選び方を教えてください。

茂森さん
いつもヘアメイクさんに教えていただくことが多いんです。あとは、いろんな方に「これ使ってるけど良かったよ」とプレゼントしていただいたものとか。アイテムを選ぶときも、私がちょっと敏感肌なところがあるので、全てが合うわけではないんですよね。つけてみて、かゆみや赤みが出たりとかするものもあるので、すすめられてもやっぱりちゃんと自分で少し弱いところの皮膚につけてみて、合うか合わないか確かめています。合わないものはすぐやめるようにしていますね。あまり強いものはちょっと肌に合わないみたいです。

そのときのご自分の肌に合ったものを試しながらお使いなんですね。

茂森さん
そうですね。夏場と冬場などで変わってきます。冬は本当に乾燥しちゃうので、湯船に浸かってる間にも乾燥してくるのがわかるので、浸かりながら美容液をつける日もあります。何もしてないってことはないかな。やっぱりお顔拭いた瞬間にすごく乾燥しちゃうんですよね。お風呂の中にいてもそう。だからお風呂に入ってるときも湯船に浸かってるときも何かしらお顔につけて入っています。

今のようなケアを続けられるようになった背景には、ライフステージの変化もありましたか?

茂森さん
そうですね。若いときはそんなことしたこともなかったんですけど。本当にもう、それこそ30~40代は子供たちが小さかったので、自分のことは後回しでした。とにかく子供が超敏感肌で、乾燥肌がひどいので。お風呂から上がったと同時に10秒以内ぐらいに塗ってあげないとすぐ肌トラブル起こしちゃうので、自分のことはいつも後回しにしていたんです。
子供が大きくなり自分ファーストにできるようになって、肌のトラブルとかはなるべく小さなうちに防げるようにしています。なので、あまり大きなトラブルはなくなったかなとは思います。

読者の方の悩みで多いのが髪のケアなのですが、茂森さんもうねりが気になるそうですね。普段のケアや、うねり対策で意識されてる習慣はありますか?

茂森さん
シャンプーをいろいろ試しましたが、一番しっくりきたのはネットで「うねり・くせ毛・朝広がる方にもおすすめ」と書いてあったシャンプーを思わず買い、使い始めて1ヶ月以上経ったのですが、うねりも落ち着いてきてるような気がします。
それから、タオルドライ後にスカルプセラムを付けて、頭皮マッサージをする習慣があります。やっぱり髪を結んでる頻度が高いと、分け目の範囲が薄くなってくるんですよね。なので、お風呂で余裕があるときは頭皮のマッサージをするようになりました。
頭皮マッサージの何がいいのかというと、これも美容師の方から言われたのですが、「頭皮と顔って繋がってるから、頭皮をマッサージすることによってお肌のハリも戻ってくるんですよ」と伺ったんです。頭皮のマッサージは、夫にもすすめてます!「私たち世代は、頭皮をマッサージするのが一番いいみたいよ」って言って。
それから、美容師さんに教えていただいたドライヤーの前の洗い流さないトリートメントをつけて乾かし、仕上げにオイルをなじませて整えています。
流さないトリートメントは、お風呂場で流してもいいですが、流さずつけたままドライヤーをするんです。これが私の髪質には結構いいみたいですね。

LIACY(アイラシイ)では40・50代女性1000人に聞いた髪の悩みに関する調査を実施しました。こちらも、ぜひご覧ください。

髪の悩みと「白髪」に関する意識・実態調査2026‐ILACY(アイラシイ)働く女性の医療メディア

プロの方に髪を確かめてもらって、的確なアドバイスを受けていらっしゃるんですね。

茂森さん
髪の毛が長いというのもあって、まめに美容室に行く方ではないのですが、行くたびに「今の私の髪の状態はどうですか?」というのを教えていただいています。それで今の自分の髪に何が必要かっていうのを確認します。
特に、日本って夏場の紫外線が差す時期が長くなっているそうです。髪の毛も、秋には夏の疲れが出てるから、補修しないとパサつきがひどくなってきますね。トリートメントやヘアクリームが大事だと思います。
実際に、トリートメントなしでドライヤーした日と、ちゃんとトリートメントをつけてドライヤーをした日では、全然違うんですよ。面倒くさがらずにケアしたほうが良いですね。
でも、本当に子供たちが大きくなってきたから自分のケアができるようになったかな、とは思います。自分のお風呂の時間はすごく変わって、子供のお世話をしていたころの倍以上になっています。子供が小さい頃は、「最短で洗うのみ!」っていう感じでお風呂から出ていたんですが、やっぱり心身のためにも入浴って大事だなと感じています。

ここまで、スキンケアやヘアケアなど、年齢による外見の変化にどう向き合うか、茂森さんならではの工夫を伺ってきました。しかし、大人の女性が向き合うべき「揺らぎ」は、肌や髪だけではありません。
続く後編では、多くの女性が気になりながらも不安を感じがちな「更年期」や「フェムケア」について 。茂森さんが実践する、心と体を内側から整えるためのヒントをお届けします。

【後編の記事へ続く】
【茂森あゆみ流】美容×健康のトータルケア術&揺らぎを乗り越える秘訣(後編)


SUPERVISERこの記事を監修した人

profile
茂森あゆみ

茂森あゆみ

小学5年生の時に観た、ソプラノ歌手〝レナータ・スコット〟に憧れ、歌手を志す。武蔵野音楽大学音楽高校声楽科へ進学。3年間の寮生活を過ごす。大学在学中に、NHK「おかあさんといっしょ」17代目うたのおねえさんとして、6年間務める。99年「おかあさんといっしょ」の1月の歌『だんご3兄弟』が空前の大ヒット。

※掲載している情報は、記事公開時点のものです。
輝く人
この記事をシェアする

この記事は、働く女性の医療メディア
ILACY(アイラシイ)の提供です。

“おすすめ記事recommended

CATEGORYカテゴリー